今回は『風の谷のナウシカ 3』を読んだ感想を書いていきたいと思います。
前回はこちら(↓)になります。
感想
3巻
何とか脱出したユパ、アスベル、ケチャ。しかし皇弟ミラルパの追手が迫る。
一方、ナウシカはクシャナと共に南進を進める。
クシャナは父であるヴ王により命を狙われたことを知り、王権奪取を目論む。
自身の軍隊と合流しようとする道中で・・・・。
遂に大規模な戦闘が描かれました。大興奮。
今のところ破格に面白い。
クシャナ殿下がもぉ~~~~とんでもなくカッコイイ!!!
まず表紙(←)のクシャナ殿下でニヤニヤが止まらない。
フルカラーで漫画読みたい。
映画のクシャナ殿下の声を、ハマーン・カーンの声優でも有名な榊原良子さんが当てているんで、その声で脳内再生されるんですよね~。
いや~ホント尻に敷かr・・・・。訂正します。上司にしたい。
クロトワから暗殺の黒幕が父親って知ったときのリアクション(表情と心の声)でこのキャラクターの素晴らしさがよくわかる。
亡命を考えるわけでもなく、悲しんだり落ち込むわけでもなく、笑って王位を狙う。これ見て惹かれないわけがない。
王族ってのは“為るべくして為るんだな”と思う。そういう意味では、クシャナ殿下もまた選ばれし者。
クシャナ殿下の慕われ具合も読んでいて気持ちが良い。
その高いカリスマ性の理由もこの3巻の中に凝縮されてる。
戦の才能もあるんでしょうけど、部下は大切にするし、部下の願いも聞き入れるし、傲慢さがなくて高
潔で、仲間の死を重んじる姿勢が素晴らしい。
ただ、歓呼三声のコマはもっと見開きででっかく描いても良いのかなと思いましたが、素人の戯言ですが・・・・。
あとナウシカとの関係が姉妹みたいで微笑ましかったですね。
お姉様クシャナちゃんと妹のナウシカちゃんコンビは推せる。
作中の人間がナウシカに気持ち悪いぐらい惹かれていく。かく云う僕もですが・・・・。
先頭で引っ張るようなクシャナ殿下とは違い、1人1人に声を掛けながら横に並んで進むような指導者。
クシャナ殿下とは性質の異なる求心力とカリスマ性。
赤子助けるわ、捕虜開放するわ、瘴気吸った人間に間髪入れず人工呼吸するわで・・・・まぶし過ぎる。この子の優しさと正義感が
人でも蟲でも死ぬのを嫌うナウシカが、自分のせいで人が死ぬのは耐えられるのか。
ナウシカの援護に向かったトルメキア兵やカイ、自分で殺めるのとはまた違う気がするけど、これがこれ以降どうなるのか。
ナウシカの作画ですごく好きなところがあってね、33Pにあるナウシカの目の作画なんですけど・・・・。
すごくリアルで、1コマの絵でナウシカの感情が伝わってくるというか、パヤオもここの所に気合い入れたのかなって思って、なんというか記憶に残る描写でした。
(集団自決の後をナウシカが目撃するシーンです。)
ラスト1/4に相当する戦闘描写が緊張感と迫力と興奮が押し寄せてページをめくる手が止まらない!!!
トルメキア軍の重装備でトリウマに跨って、煙漂うの戦場を駆け抜ける描写が超絶カッコよかったねぇ~。
土鬼側の鎧とか馬が全く違うのも良いよね。これは他の作品とは一線を画すデザインとアイデアだと思いますね。
武器も銃、斧、剣、爆弾と幅広くとても自由だぁぁぁぁ~~~~~~~~。
僕は中世ヨーロッパが好きなのでトルメキア軍の装備がめちゃくちゃ好きなんですよね~
ナウシカの戦闘描写本当にカッコイイ。
カイの上で銃構える所がもうマジでカッコイイ。不安定なところで銃構えるの見るの好きなんですよねぇ。
トルメキア兵の重装備の弱点に言及してたのが良かった。
そこだけずっと疑問に思ってたんですよね。重装備×騎馬ってなると俊敏さが失われるから中世ヨーロッパでは重装備になるにつれ歩兵になったって記憶してます。(自信ない。)
カイの死という悲しい終わり方をしましたが、次巻以降の暗くなりそうな展開が心配です。
頑張ります。
コメント