『バットマンザ・フューチャー』を観るよ#5（18話～22話）

1999年から2001年まで放送された、2代目バットマンの活躍を描いたアニメシリーズ『バットマンザ・フューチャー』

2039年のゴッサムを舞台に、ハイテクスーツと武器を駆使してゴッサムの平和を守るバットマンが主人公です。

設定上はいわゆるアニメイテッドシリーズの続編となっているのでバットマン好きには堪らない作品です。

今回はそんな『バットマンザ・フューチャー』の感想を書いていくシリーズ第5弾！

各話にざっくりと評価していきます。以下の通り4段階評価です。

☆：普通、可もなく不可もなく。
★：面白い。
★★：神回！
★★★：殿堂入り！

前回#4はこちら↓

備忘録的な内容ですが是非楽しんでいってください。

感想
おわりに

感想

シーズン1を踏まえた主要キャラです。

テリー・マクギニス：本作の主人公。血気盛んな高校生。
ブルース・ウェイン：20年前に引退したバットマン。
バーバラ・ゴードン：ゴッサム市警の本部長。かつてはバットガールとして悪と戦った。
メアリー・マクギニス：テリーの母。夫のウォーレンとは離婚している。
ウォーレン・マクギニス：テリーの父。大企業ウェイン・パワーズ社の秘密を知り暗殺される。
マット・マクギニス：歳の離れたテリーの弟。
デイナ・タン：テリーの恋人。
サム・ヤング：バーバラの夫で地方検事。
ネルソン・ナッシュ：テリーの同級生。嫌な奴。
チェルシー・カニングハム：テリーの同級生でデイナの友達。
デレク・パワーズ/ブライト：ウェイン・パワーズ社の社長。テリーに受けた攻撃が原因でブライトとして悪事を働くようになった。
ジョーカーズ：ピエロの格好をしたチンピラ集団。

第18話 HIDDEN AGENDA

★★：神回！

あらすじ

テリーの高校を襲ったジョーカーズ。なぜジョーカーズは学校を襲ったのか？
一方テリーの同級生で秀才のマックスはバットマンの正体を探っていた。

登場キャラ
・ターミナル / カーター・ウィルソン^NEW
・マキシーン・ギブソン（マックス）^NEW

ジョーカーズに襲われるおじさんかわいそう過ぎるな。

テストで1番になれなかったことを母親に責められる。完璧以外もとめない母親を持ったがゆえに非行に走るターミナルは不憫だと思う。

ジョーカーズの中でも明らかに浮いていて、日常の憂さ晴らしのためにここまでするのかと思うと笑えないけど、誰かを殺める前で良かったと心底思う。
まぁマックスを銃で撃ったり、酸を掛けようとしてたからもうだいぶ手遅れだったけどね。

この女の子目がキマッててカワイイ（↓）

普通に見てたら気づけないけど、マックスが「助けて！誰か助けて！」って言った後に「誰が助けに来るってんだ？」ってターミナルが言うんだけど、後ろに透明になってるバットマン居るんだよね。（笑）
だからそっからの「僕だ。（Me.）」がめちゃくちゃカッコイイ！タイミング見計らってたのかと思うとテリー賢いわ。

マックスを無理にロビンとかアルフレッドって名前にする必要性は感じなかったかな。

未来のパソコンデカすぎて笑った。プリンターも内蔵されてるの良いね！

バットモービルの新たに判明した機能

・ワイヤーを射出

第19話 BLOODSPORT

★：面白い。

あらすじ

”仕事”で忙しいテリーは家族のことを常に後回しにしてた。それがトラブルになる。
時を同じくしてバットマンを狙う謎の男がゴッサムシティに現れる。

登場キャラ
・マックス
・ストーカー^NEW

自分の血を吸った蚊に吹き矢飛ばす、蚊絶対許さないおじさんｺﾜｲ！
この見た目で意外とお家の内装に拘りある人で厄介。

狩りで動物に襲われてボロボロになった体をサイボーグ化されたのは、まぁ同情する。

アートギャラリーでテリーを陰から見はってる時の音立てないスニークな動きめっちゃ良かった。
今回シルエット使ったチャレンジングなシーン多くて印象深い。

マットかわいい。子どもはやっぱり良いねぇ。
手を銃に見立てて遊んでるのとか、ゲームとピザ好きなのとかバカすぎて愛おしい。
お母さんに「全身に入れ墨入った男に捕まったんだけど、バットマンが来てそっからはバン！ピュ～！ドン！」って一生懸命なマットが天使過ぎる。

あとマット人質にするの流石に許容できんわ。この変人許せんなぁ。

見慣れたジェットもカモフラージュもまだまだ旨い。
水中で使うジェットは格別だし、トラップにかかり動けなくてもカモフラージュ使えば隙を作れる。うん良いね。

第20話 ONCE BURNED

★★：神回！

あらすじ

かつてテリーの心を奪ったテンが再び現れ、ギャングが秘密裏に行うポーカー会から金品を盗もうとしていた。
テンが言うにはやむにやまれぬ事情があるのだった。

登場キャラ
・テン / メラニー
・キング
・クイーン
・ジャック
・エース
・マックス

ジョーカーズに家族を人質に取られて、「ギャングから盗んで来い」って言われたんか。
それはしゃーないな。（ダメです）

KUMA

ちなみにお父さんお母さんの自作自演だったってオチ。
いや普通に気づくやろとは思ったけどそこはご愛嬌。

テリーが「夕日のハイライト（インスタントリプレイ）やってたんだ」にニッコニコで「ホント！？」って言うマットかわいすぎるし、その後の「やってないじゃん！」でぷんすかしてるの抱きしめたくなる愛おしさ・・・。

アクションもたっぷり観れて満足。
やっぱりジェット使う時がめちゃくちゃカッコよくて、垂直に飛び立つのとか、両腕を前に突き出しながらジョーカーズをボコボコ殴るのとかカッコいいの！
テリーでも大人数のジョーカーズには勝てないし、相変わらず体格のいい相手（今回はエース）には苦戦するのは観ていて楽しいよ。

テン（メラニー）は悔しいけどキャラクターとしてはかなり面白い。
なんだかんだ犯罪から抜け出せないテンはテリーの差し伸べた手を拒むことからも本当に足を洗いたいのか疑問でしかない。
家族に騙されたことに憤りを感じながらも、なんだかんだ家族と倫理観を天秤にかけた時に家族を選ぶくらいには彼女にとって大切な存在なんだなとしみじみ。

ただテリーの浮気者は絶対に断固として赦さん。
まぁメラニーから貰った手紙を捨てたのは素直に褒めます。よくやった！

KUMA

マックスが感づいてるんだしデイナが気づかない理由にはならないな。

ギャングのお姉さんがめちゃくちゃカッコカワイかった。

ブルースは今回ちょっとしか登場しないんだけど相変わらず師匠としてかなり良い。
テンを助けようとしても反対されると思いブルースに黙って行動してたテリーだけど、完全には信用しきってなかったから「彼女に発信機を付けたことだけが正しい行動だった」ってちょっと不満そうに言うテリーに「一つずつ学んでいけ（Live and Learn）」って大分余裕ある返しするの好きだわ～。
それに「それだけ！？」って怒ってるテリーもポイント高い。

第21話 HOOKED UP

★：面白い。

あらすじ

不登校の同級生ドニ―が強盗をする現場を目撃したテリー。
なぜ彼は強盗を働くようになってしまったのか。

登場キャラ
・スペルバインダー
・ドニー^NEW
・マックス

この話で起きていることが近い将来起きそう。
自分の理想の人生を仮想現実で味わうのは何とも憐れで、それを商売にしているのが血も涙もない。
人間の弱い心と依存に漬け込む最低な商売。

こんなこと言うのは悔しいがスペルバインダーは商売上手やで。
でもその被害者は一時の快楽のために、セロトニンの過剰分泌で病院送り・・・。こいつクズや。

ホバー×VRは天才！！！！

マックスの夢がありふれた仲のいい家庭ってのが・・・人の悩みは千差万別だと思い知らされる。
子どもの頃に家族は分解、家にはマックス含め姉妹だけで母は仕事でほとんど会わないってのを知るとVRにのめり込むのも分かる。
それにテリーにもっと協力しようとするのも、愛されたいってのと同じような理由だろうな。

話は微妙なんだけど、終盤にかけての演出や映像、音楽がめっちゃ良い。
マックスの危機に焦ってるのを表現する、手前から奥へ走り抜けるバットモービルの疾走感！
闇夜に紛れドニーを追跡するシーンで影に潜ませる演出、距離の詰め方、そしてボルテージのあがる音楽！
マックスが目を覚ます時徐々に表れるバットマンの姿！
スペルバインダーを感電させたシーンで点滅する電気に光るマックスの顔！