『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』、それはディズニーチャンネルで放送された最高のアニメシリーズの1つ。(諸説あり。)
そんなグラビティフォールズの魅力の1つでおそらく多くの視聴者が納得する魅力。
そう!伏線!
ということで、今回は怪奇ゾーングラビティフォールズの伏線についてまとめていきたいと思います。
もちろんがっつりネタバレするので、未視聴の方は目次も覗かないでください。
ちなみにシーズン1(全20話)→ショーツ→シーズン2(全21話)という順番で放送されています。
この時系列に従います。
例)31話=シーズン2第11話のことを指します。
広い意味での伏線とします。
極端な事言えば、僕が伏線と思えば伏線です。
小ネタについてまとめたこちらもぜひ!
伏線
ビル・サイファー
シルクハットを被った1つ目の黄色い三角くんはこのシリーズのラスボスでした。
正式な初登場はS1の第19話の「ミステリーハウスを守れ!」です。
しかし、ビルが超絶重要であることはそれ以前から示唆されていました。
まずはビルに関する伏線をまとめていきます。
OPのビル
OP途中と最後にビルが登場します。
本に描かれた絵という形で
これは1話から37話のOPで登場します。
隠れビル
ディッパー達が暮らすミステリーハウスにはビルを想起させる造りや家具、置物が存在しています。
・屋根裏部屋(ディッパーとメイベルの部屋)の窓。
・2階の窓。(1話参照)
・蝋人形の部屋の窓。(3話参照)
・自販機の前に敷かれた絨毯。
・秘密の部屋に置かれた三角錐の置物。(16話参照)
・2階にある出窓(カラオケしたところ)
・ミステリーハウスの入口上部、「MYSTERY SHACK」のAのデザイン。
ミステリーハウス以外にもビルを想起させるモノは多数存在します。
・ナサニエル・ノースウェストの秘密の暗号。(8話参照)
・大統領が眠る地下道の入り口に三角形の石碑。(同参照)
・地下道にあるトラップ作動のボタン。(同参照)
・歴史博物館の矢切部分。(27話参照)
・見えない目の秘密結社。
・ノースウエスト家にあるタペストリー。
多少強引かもしれませんがお許しください。
大叔父さん
ディッパーとメイベルの大叔父スタン・パインズが実は2人いたことはファンには周知の事実です。
正しくはスタンフォード・パインズ(フォード大叔父さん)とスタンリー・パインズ(スタン大叔父さん)という双子の兄弟です。
前者は<本>の著者でもあります。
ということで、続いては2人のスタンと<本>の著者に関する伏線についてまとめていきます。
蝋人形
スタン人形の首が切り落された際のスタン大叔父さんの大げさなリアクションは非常に面白いシーンです。
しかし、このシーンは見かけ以上に哀しいシーンということにお気づきでしょうか?
約30年ぶりに再会した自分の分身(蝋人形)が首を切り落された時の気持ちを考えると・・・・
あんな風に叫ぶのも納得です。
実際に原作者(?)のアレックス・ハーシュがインタビューで上記のように語っていました。
愛車のナンバープレート
スタン大叔父さんの愛車 ’65年型キャデラックのナンバープレートに注目したことがあるでしょうか?
意外にもナンバープレートに伏線が隠されていました。
ナンバープレートには「STNLYMBL」
⬇️
「Stanley Mobile」(スタンリーの車)となるわけです。
眼鏡
第16話でスースが秘密の部屋を発見しましたね。
スタン大叔父さんもこの部屋の存在を知りませんでした。
部屋の存在を知らなかったとはっきり明言した大叔父さんは部屋に入るなり、
棚に置かれた眼鏡を懐に入れます。
もちろんこの眼鏡は双子の兄弟スタンフォードのものですよね。
その後のシーンで、ソファーに座りながら眼鏡を見つめる大叔父さんの姿が描かれています。
壊れたブランコ
第19話ではディッパー達はビルを追いスタン大叔父さんの頭の中に入っていきました。
頭の中のミステリーハウスに入る前にあった片方が壊れたブランコ。
これが双子の思い出のブランコであったことが31話のエンディングと32話で判明しました。
その後の展開を知っていると、
片方が壊れていることはスタンフォードを失ったことを意味していることが分かります。
学校の成績
スタン大叔父さんがFBIに連行され、
取調室に拘束されたときの背景に注目してみてください。
クリップボードに学生時代の成績表があります。
英語A+、数学A+、体育D-、科学A+。
え???????
スタン大叔父さんのイメージとは正反対で、気づいた人は戸惑ったことでしょう
これはフォード大叔父さんの成績なので当然といえば当然です。
もちろんスタン大叔父さんは勉強は苦手、
一方フォード大叔父さんは勉強がめちゃくちゃ得意です。
6本指
本の表紙には6本指のデザインが施されています。
だからと言って<本>の著者=指が6本と結びつけるのは困難かもしれません。
しかし、細かい伏線を見つけることができれば<本>の著者やその指の数、
ミステリーハウスとの関係にも気づけたかもしれません。
21話の冒頭、地下の施設にてスタン大叔父さんがはめるゴム手袋はなぜか指が一本分多いですね。
さらに31話では、自販機の裏にある階段をディッパー、メイベル、スースの3人が下りるシーンにて、
左手の壁に6本指の跡がついていますね。
タトゥー
スタン大叔父さんの右の背中にあるタトゥーらしきもの、
これも重要な伏線となっています。
ショーツの1話にて、そのタトゥーの謎を明らかにしようとするディッパーの姿が描かれましたが結局わからないままでした。
この謎の答えは32話を確認してください。
このタトゥーはたいていシャツに隠れてはっきりとは見えませんが、
地下の施設にあるデスク側面のものと形が同じなんですよね。(20話参照)
こんなの絶対に気付けるわけないんですけどね。
ちなみに作中、スタン大叔父さんやビルは「スタン・パインズ」と発言することはあっても「スタンフォード・パインズ」と発言することは非常に少ないです。
見えない目の秘密結社
ショーツの1~6話に当たる「ディッパーの謎ガイド」シリーズのエンディングに注目してみてください。
映像に一瞬に何かが映りこみます。
これらを合わせると見えない目の秘密結社のトレードマーク(目に×印)になります。
「ディッパーの謎ガイド」シリーズは、ディッパーが町の様々な謎を解明しようとする話です。
この秘密結社の登場を示唆していたのかもしれません。
スースの目的
次はスースのある目的についてです。
スースと言えばミステリーハウスの従業員で、優しくて手先が器用で、
車の免許を持ってる頼もしい奴です。
全話視聴した方ならばスースの目的に気づいているでしょう。
スースのスタン大叔父さん(とパインズ家)への愛情は各話のセリフに現れております。
なぜここまでスタン大叔父さんに愛着があるのか?
28話で判明します。
以下にスースの目的を暗示(?)する言動をまとめました。
・スタンが死んだと思い嘆きます。(13話参照)
・昏睡状態のスタンの口を動かし、裏声で以下のように発言します。(19話参照)
スースは息子同然だ
©2013 DISNEY ENTERPRISES, INC. ALL RIGHTS RESERVED / 『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』19話より
・スタンのみならずパインズ家への気持ちも判明します。(28話参照)
どんなことでもするよ
©2014 DISNEY ENTERPRISES, INC. ALL RIGHTS RESERVED / 『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』28話より
パインズ家のためならね
・スースの大いなる目的が判明します。(31話参照)
よーし、スース、プランはこうだ
©2014 DISNEY ENTERPRISES, INC. ALL RIGHTS RESERVED / 『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』31話より
~~~~~中略~~~~~
スタンの養子になって
スタンジュニアに改名
ちょっとグッときますね。
ボケた天才マクガケット爺さん
第一印象は歳でボケて完全にイカれたマクガケット爺さんですが
実はめちゃくちゃ天才なんですよね。
彼の発明は彼の過去に対する伏線だったわけですね。(強引)
ボケてなおその才能を隠し切れない。
以下マクガケット爺さんが発明を挙げておきます。
(彼が正常だった時のものも含みます。)
・ガブリモンスター
・ギデオンロボット
・声変わり薬
・忘却光線
・ミステリーハウスロボット
・異世界へのゲート
<追記>
第22話にてスースが地下シェルターから持ち帰ったパソコンに関してですが、
パソコンの上部に「PROPERTY OF F」と書かれています。
マクガケット爺さんのファーストネームはフィドルフォード、アルファベット表記でFiddlefordです。
つまりパソコンには「フィドルフォードのもの(資産)」と書かれていたようなものです。
FBI捜査官
21話でゾンビに襲われた後、
秘密裏にグラビティフォールズの捜査を進めていた2人のFBI捜査官。
30話のエンディングで再登場を果たしましたが、
実はひっそり24、25、26、27、29話にも登場していました。
24話では、人形劇の客席に、パンフレットで顔を隠しています1。
25話では、ショッピングモールをしかめっ面で仲良く歩いています2。
26話では、魔女の店の裏とボウリング場に現れます。
27話では、ウェンディがCDを車から投げ捨てる時に。
29話では、ウッドスティックフェスティバルの会場に。
ぜひ確認してみてください。
その他
OP
OPにはいくつも伏線と思われるものがありますが、
特筆すべきは重力異常の描写です。
これが例の装置によって起きる現象であることは作品を観た人なら容易に想像できるでしょう。
エイトボール
本作には幾度となくエイトボール(ビリヤード玉)が登場します。
強引ですが、ビルの仲間エイトボールへの伏線です。
OPやミステリーハウス内、スタンが持っていたりと何度も登場します。
タイムトラベラー
第9話で登場した時間異常除去スタッフのブレンダンについての伏線です。
作中で作中でちゃんと回収された伏線の1つでしょう。
ディッパーとメイベルが起こした時間の異常を正すために
1、2、3話に登場しています(映りこむ)。
おわりに
今回は『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』の伏線についてまとめました。
最初に申し上げた通り、小ネタ的な要素も入れ込みました。
なので多少強引なところもあありますが悪しからず。
もう1度本編を観返すと新たな発見が得られるかもしれませんね。
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