
今回扱うのは同名小説を原作にNHKが製作し、山田杏奈さんが主演を務めたドラマ『リラの花咲くけものみち』です。
全3話ということで比較的観やすいものでした。
2025年2月に放送されてたドラマの感想を今更・・・?という感じですが、備忘録的がてら感想を書いていきたいと思います。
感想
第1話 動物の医者になる!
かつて引きこもりになった聡里は獣医になるという夢を叶えるため北農大学に入学する。育ての親の祖母の元を離れ彼女の大冒険が始まる。
いや~~~かなり壮絶な人生やな・・・。絶句やわ・・・。
継母の言葉に呪われて、孤独ゆえに亡き母の思い出と愛犬パールに執着する。
おばあちゃんいてよかっぱね。🥹
ルームメイトガチャ大ハズレでキツイな。(笑)
距離感近すぎるマコっちゃん、初対面で明らかに攻撃的なアヤカちゃん。喋んない聡里にも問題あるけどね。
チャレンジスクール初めて知った。こういう苦しむ人を支える場所や人がいるの大事だよね。

ググったら色々出てきたね。
都会だけじゃなくて地方でもしっかりとそういうチャレンジスクール、チャレンジ教室ってのはあるんやね。
おばあちゃんとの別れで泣きそうになった・・・杏奈ちゃん良い演技やなぁ。
というか実家を離れた自分の過去と重ねた。
すぐにおばあちゃんのアドバイス実践してて偉い!!!
おばあちゃん!!!この子できる子です!!!!安心してください!!!!
「うわ~~~うっひょ~~~やっばぁ~~~」←サスガニカワイイ🤖
アヤカちゃんさぁ・・・、
聡里の過去に何があったのかを知って、”普通の”コミュニケーションをとれないことも分かってるのに面と向かって「無理キモイ」はよくないと思う。
聡里が引きこもりになったのは継母の心無い言葉だからこそ、アヤカちゃんの「キモイ。古ぼけた箱。」って言葉が同じく呪いになる危険性がある。彼女にとって言葉ってめちゃくちゃ重いんだろうね。

こういう時に素直に謝れる人間でありたい・・・。(アヤカちゃんも素直じゃなくても悪い子じゃなかったから)
白いワンピースの杏奈ちゃんが「天使?!?!?!?!?!」ってなるぐらい神々しかった。ごちそうさまでした。🙏🙏🙏
デコ出しも良い。おデコってなんで人間に1個しかないんですかね???
スノーフェアリーがアカデミー賞級の演技でした。素晴らしかった。
人間のエゴにより捨てられた犬とは違い、スノーパールは自然の摂理だから仕方ないと割り切りたいが・・・・命の取捨選択を人間が行うからこそその命の重さに向き合わなければならないんだよね・・・。

胎児切断術・・・聞くだけでも恐ろしい・・・言葉もない・・・。
動物を通して人の嫌な部分も見えるし、自分自身の無力さも痛感するのね・・・。
第2話 生まれてきた意味
壮絶な瞬間を目にし傷つき、夢に対する迷いが生まれた聡里は祖母の元へと帰ることに・・・。
「やめたら良いよ」って言うのは厳しいけど優しさだよな。
でも聡里の反応からきっと励ましの言葉が返ってくると思ったのかな?
おばあちゃんのきれいな二度見に笑ったのも束の間、「いつでも帰っておいで」に泣いた。😢
20歳まで生きられないと言われていた聡里の母、生きるって当り前じゃないんだなとつくづく思う。
母と手を繋いだ回想シーンが美しくて、そっからの「おばあちゃんのオムレツはお母さんの味がした」←ばあああああああああああああああ(泣いてます)
聡里のお母さんが我慢して覚悟を決めて親になったように、
聡里も夢のために辛いことにも苦しいことにも立ち向かわないとね・・・。
アヤカちゃんめちゃくちゃツンデレでかわいいし、「渡り鳥追いかけてたら」とかいうヘタクソな言い訳の残雪推せるっ!
お口あんぐり🍉
夏菜さんにもお父さんのことで聡里に厳しく言う理由があったんやな。
命を想う
めちゃくちゃ良い言葉だな、人も動物も植物も、救えない命も、自分の一部になる命も全てを大事にする。

こうして改めて考えると命って周りに溢れてるんだね。
クリームブリュレは焦がしてある料理やねん!(笑)
失恋キッッッッツ!!!!!!!!!!!!!!!!!しかも目の前でイチャイチャがダメージ倍増!!!!!!!!!!!!!!
もうこのシーンずっと「行け!残雪!!!押せ!とにかく押せ!!!押しまくれ!!!!」って感じで大興奮だった。
残雪って真っ直ぐで素直で不器用でめっちゃ良い子。


ただ聡里と残雪の友情関係好きだから恋愛につなげてほしくない気持ちもあるね。
第3話 奇跡
聡里のもとに父から電話がくる。それは祖母の容体が悪化し、彼女が入院しているという知らせだった。
聡里はすぐさま祖母のいる病院へ向かった。
ええええええ急・・・・・・おばあちゃん・・・・・。😭😭😭😭😭
一度しか会っていない人のために泣けるアヤカちゃん素敵やなぁ。
声色震えながらおばあちゃんを偲んで紡ぐ言葉が美しいのなんの。
ホンマこの父親と継母どの面下げて葬式来れんねんっちゅうねん!!!!
しかも喪主を娘ひとりに任せて・・・。
この父親まだ自分が父親になれると思ってんの頭沸いてんのか????恥も外聞もないなぁ。
娘ひとりの気持ちも慮れない奴は父親になる資格も名乗る資格もないからな!
「親からもらえなかった愛情をパールに貰った。パールだけが信頼できる存在だった。」って事実に対してまだ目を背けるクソ親父に対しても最低限の礼儀で以って感謝を伝える聡里の強さだし、短い間で成長できたんだねぇ~~~。
1回目の冷たい「さようなら」と2回目の力強い「さようなら」の違いは良いな。

僕なら怒鳴り散らして殴りかかって、物ぶん投げて追い出してた。多分ね。
残雪ぅぅぅぅ~~~~~~~不器用な優しさが沁みるぅううう。
オムレツのレシピを読み上げるセリフ回しがもう素晴らしい・・・愛だな~~~~~~。
背景で流れる音楽も一面ん雪に覆われたロケーションも素晴らしい。

オムレツをおばあちゃんに振る舞ってあげれ内の辛いけど、オムレツ作ればおばあちゃんとお母さん居るって思えば救われるところもあるな。
出産シーンはおそらくLIVE映像じゃないのに頑張れ~~って言っちゃうみんなカワイイ。(笑)
まぁかく言う僕もがんばれって言ってたんですけどね。
夏菜さんと加瀬さんのいちゃつき見て「青春だな~~」って感じで腕組みながら笑ってる牧場のおっちゃん良いね!!!!👍
確かにな動物の命を預かってる身として、その動物に関わる人の人生にも責任が生まれるのか。
これに気付いたってのも視野が広がったって描写だろうな。
イカメシウマそう過ぎる。
夕日眺めながら、一仕事終えて、迷いも吹っ切れて、その後に食べるご飯は至高さね。
夕日に照らされる杏奈ちゃん画になるな。

ペット向けじゃなくて大動物の獣医師になるんか。モヤモヤがすっと晴れたんだね。
「命と共に生きていく!!!」力強いセリフだね。
総評
割と面白いドラマでした。
四季折々の顔を持つ北海道の美しい自然やキツネ、馬、牛、犬、鳥などの美しい動物たちの姿という目を見張るような美しいシーンが多い反面、
人間視点から見る動物のカワイイ姿や苦しむ姿、救える命と救えない命、食べる命、利用される命と避けては通れない生命の尊さを描くギャップに自分の中でああでもないこうでもないと反芻する作品だった。

2話でナツナさんのお父さんの話でも思ったけど、
苦しいことでも、矛盾してることでも、見たくないことでも命を想うことの大切さを教えてくれる作品だった。
杏奈ちゃんのナレーション、セリフ回しの巧さが光るドラマだったな。個人的には
あとは萩原さん演じる残雪の魅力とそれを伝える演技力、アヤカちゃん役の當真あみさんのそして何と言ってもおばあちゃん役の風吹ジュンさんの包み込むような優しさが最高でしたね。
人と人が支え合って生きていることを描いてたのも良かったな。
僕みたいにペットを飼ったことない人にも共感しやすいポイントになっていた。
人間と動物と自然が相互に影響し合いながら生きているっていう根源的な生と命の輪のお話だったね
あとにしなさんの主題歌が最高!👍👍👍
おわりに
いかがでしたか。
放送終了してから半年近く経っての投稿になりましたがご了承ください。
杏奈ちゃん目当てで観たドラマだったのですが、萩原利久さんという伏兵にやられました。(笑)
まだまだドラマについて語り足りないという方はいないと思いますが是非コメントください。
小説も気が向いたら読んでみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント